陣痛 激痛

入院1日目、夜

そして夜になった。
一応ご飯は毎食運ばれてくるが、もうご飯を食べる気にもならない。
そして陣痛は7分間隔に。

 

今までの陣痛の間隔の経過
入院前(5分)→入院直後(3分)→次の日の朝(5分)→昼(10分)→夕方(5分)→今(7分)
何度も縮んでは伸びる間隔。

 

「なんでまた間隔伸びてるの??これ本当に出産できるの?なんかおかしいんじゃないの?」
もう怒りさえ出てきた。
この時はすでに起き上がれない程の痛みに。
痛みは確実に増しているのに、陣痛の間隔は縮まらない。
通常この間隔は1分ぐらいの絶え間ない痛みでないとお産には至らないのである。
なのに私の間隔は陣痛開始から18時間たった今も7分間隔。
入院当時よりも伸びているのだ。
一体いつまでこの痛みは続くのか・・・
もうなげやりになっていた。
呼吸法でも痛みを逃せなくなってきて、ひたすら痛いと枕を殴りながら叫び散らす。
この光景、昨日の夜中の妊婦さんと一緒だった。この痛みだったんだ。
起き上がるどころか、体勢を変えることすらできなくなっていた。
その時、父が見舞いに来た。
痛みの絶頂時に来たため、叫び散らす娘の顔をただただ哀れそうに見ていた。
なぜなら、父は陣痛を見るのは始めてだからだ。
母のお産の時は病院の方針で付き添いを許可していなかったため、一人で陣痛に耐え、

出産したらしい。

 

父は「こんな時、父親は何もしてやられへんな。○○君、晩御飯は食べたんか?」

旦那「まだです。」
父「ほんなら食べに行こうか。○○君も疲れたやろ」
そういって二人は焼肉を食べに行った。
こんな時に焼肉行くかーーーー?!!!!と思ったけどまだ産まれそうにないし、
確かに何十時間も見守るだけも大変だろうと思い、行ってもらうことにした。

 

やはりこんな時は母の存在は大きい。
母も昨日の夜中に入院の連絡を受けてから一睡もせずひたすら私の腰を
さすり続けてくれているのだ。
痛みが増すにつれ、やり場のない痛みに母に対する態度もきつくなっていた。
それでも文句言わずに見守っていてくれるのだ。
一向に進まない陣痛に耐えかねて、助産師さんを呼べとしきりに叫んでいた。
自らナースコールを押し、助産師さんに愚痴る。

 

「なんで産まれないの?なんで陣痛進まないの?なんか異常があるんじゃないの?
なんとかならないの?この機械おかしいんじゃないの?
どうやったら産まれるの?!」
散々泣きながら嘆いたあげく、助産師さんは

 

「深呼吸して、赤ちゃんに酸素を送ってあげて。赤ちゃんも頑張っているから。
うそだと思ってしっかり呼吸を整えて、深呼吸してみて。」

 

「本当に深呼吸だけでお産は進むんですか?!わかりました。やってみます。」

 

途中からあまりの痛みで呼吸法どころではなく叫ぶことしかしていなかった。
本当に深呼吸するだけで、お産は進むのだろうか・・・
でもそれ以外にもう方法はないし、意識して頑張ってみよう。
「ふぅーーーー、ふぅーーーー、ふぅーーーーー」
そうこうしているうちに、深呼吸をはじめて15分程たった頃、異変が。
急に何かが猛烈に出てこようとしている!
「ぎゃぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!!出るぅぅぅぅっぅ。いきみたいーーーーー!」
今までいきみたいってゆう感覚がまったく分からなかったのだが、猛烈に押し出したい感覚に襲われた、
と同時に○禁していた。

 

もう一度助産師さんを呼んだ。

 

「もう産まれそうなんです!!!いきみたいんですーーーー!!!!!!」
「一度診察してみましょう。分娩台へいきましょう」